和紙コラム vol.1和紙の買い方・えらび方よい和紙、悪い和紙??

株式会社WACCA JAPAN 森崎真弓

初めまして、WACCA JAPAN(ワッカジャパン)の森崎と申します。
このたび、和紙についてのコラムを連載させていただくこととなりました。
現代の暮らしから、やや遠い存在となりつつある「和紙」。このコラムをきっかけに、和紙を今より少し、身近に感じていただけたら幸いです。

まずはじめに…
「和紙はどこで買えるのですか?どうやって選べばよいのでしょうか?」
このふたつ、私がよくいただく質問です。

そしてもうひとつ。
「よい和紙、悪い和紙ってあるのですか?」
これは最後にお話いたしますね。

和紙の購入先として、文房具店、画材屋さん、ホームセンター、ネット通販…などがまず思い浮かぶかもしれません。
私が和紙ビギナーさんにおススメしたい購入先は「和紙専門店」です。
東京などの都市部では、名の知れた大きな専門店もありますが、「和紙 専門店」等のキーワードでWEB 検索してみると、小さな和紙専門店も見つかるはずです。

和紙専門店の店員さんは、和紙のプロフェッショナルですから、いろいろと教えてくださいます。ワインに例えればソムリエのようなものです。素人だから分からない…なんて思わずに、使い道を伝えて紙選びを手伝っていただきましょう。
「自宅で和紙にプリントしてみたい。白っぽいのより、和紙らしい色合いのものが欲しい」
「ラッピングに使ってみたい。お手軽な値段でカラフルなものはありますか?」
というような質問の仕方で大丈夫!

和紙は布地のように天然素材もあれば、レーヨンなどの人工的な繊維を使用したものもあり、手漉きか機械抄きかなど価格もさまざまです。
その違いを見分けるのはとてもむずかしいので「自分で探してみる」よりも「プロのアドバイスをもらう」のをおすすめします。

さて、気がつかれましたか…… ?
これで「どこで買える?」「どう選ぶ?」のふたつのギモンが一度に解決していることに…(笑)
ぜひお気に入りの専門店を見つけてくださいね!

和紙の購入先として、もうひとつおススメの場所があります。
それは「和紙の産地」です。
えー!いきなり和紙の産地!?と思われるかもしれませんが、産地には「和紙専門店」もあり「和紙の専門家」がいるわけですから、和紙ビギナーには最高の環境です。
ご旅行などで産地近くへ行く機会がありましたら、立ち寄ってみることをおススメします。和紙の産地情報はWEB 検索で見つけられます。(詳細は割愛させていただきます)
和紙組合や町営の直営店や紙漉き体験ができる施設のある産地もあります。また、最近では和紙工房内に小さな和紙ショップを併設されているところもあり、タイミングがよければ職人さんのお仕事風景を見せてもらったり、作り手から直接購入することができる場合もあります。
産地でしか買えない、貴重な和紙にも出会えるかもしれませんよ。

個人の和紙工房へ行かれる場合は、断りなく写真を撮ったり、道具を触ったりしないなどのマナーを守ってくださいね。そして職人さんは「手を動かす時間=賃金」です。見学に時間を割いてくださった場合はお礼を忘れずに!

さて、最後に…
よい和紙、悪い和紙ってあるのですか?
という疑問の答えです。

「手漉き=よい紙」「機械抄き=悪い紙」?
「昔ながらの原料=よい紙」「木材パルプの和紙=悪い紙」?
「高価な和紙=よい紙」「安い和紙=悪い紙」?

上の3つはどれも間違いです。
機械抄きの和紙にも風合いのよい紙がたくさんありますし、木材パルプの和紙もよさがあります。

和紙の使い道はさまざまで、習字用なのかインテリアに使うか…で求められる質は変わっていきます。だから「よい和紙、悪い和紙」という区別の仕方は基本的にできないのです。
(※汚れや傷、黄ばみなど劣化があるものについては除きます)

つまり…あなたが素敵だなと感じ、使ってみたいなと思った和紙が「よい和紙」なのです。
「あなたのお気に入り=よい和紙」をたくさん見つけてみてくださいね!


株式会社WACCA JAPAN

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