銀座 蔦屋書店「和紙と暮らし展」7/20~8/1

銀座 蔦屋書店

「Kizuki.Japan」編集部では、銀座SIX6Fの蔦屋書店で開催中の「和紙と暮らし展」を見学しました。展示場所は、高い書棚に囲まれた独特のイベントスペース、「GINZA ATRIUM」。個性的なディスプレイが特徴的な蔦屋書店の中でも、ここは日本建築のやぐらをイメージした独特な造りのようで、見上げると大判の和紙や和傘が天井から吊り下げられています。天井の高さを使って上からつるされた全長2.5m超の大判和紙が大変印象的です。

銀座 蔦屋書店「和紙と暮らし展」7/20~8/1

展示は、「和紙と文具」「和紙と和傘」「和紙とアート」などのテーマで、和紙をあまり特別のものとせず、普段の暮らしに取り入れられる、身近なものとして紹介されています。

10台程の展示台には、岐阜の水うちわ(家田紙工)や、和傘(ORGAN)など、編集部としては今後取材したいと考えている和紙製品をはじめ、過去に取材させていただいたハタノワタルさん、Awagami Factoryさん、桂樹舎さんが、それぞれの特徴的な和紙製品を出展。さらに、和紙を使ったアクセサリーやタペストリー、壁紙など、新たなチャレンジを行っているクリエイターの方々の作品が並んでいました。

銀座 蔦屋書店「和紙と暮らし展」7/20~8/1
銀座 蔦屋書店「和紙と暮らし展」7/20~8/1
銀座 蔦屋書店「和紙と暮らし展」7/20~8/1

本を介してアートと日本文化と暮らしをつなぎ、「アートある暮らし」を提案するという蔦屋書店ならではのこのイベント。日頃、和紙に接する機会が少ない現代社会では、大いに意味のあることだと感じています。願わくは、この機会に多くの方が和紙に触れ、そのやさしさや強さ、奥行きの深さを感じていただければと…。そして、興味深くのぞき込む人々を見るにつけ、さらに和紙の新たな魅力や素材としての可能性を見つけていくことが大切で、それこそが和紙作りの伝統を継承し、発展させていく原動力になるのだと感じたイベントでした。

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